感傷的な考え sentimentality 2003 12 9

 国際政治において、
物事を、感傷的に判断してはいけない。
あるいは、義理人情で、物事を判断してはいけない。
国際政治は、冷徹な判断をする場でもあります。
 たとえば、イラクは、テロの中心地となっていますが、
これでは、アメリカ、イラク、テロリスト、
三者とも、体力を浪費して、
疲れ果ててしまう可能性が高い。
運が悪ければ、誰かが、立ち上がれなくなってしまう。
 それを、漁夫の利と考えている国もあるのではないか。
国際政治は、友好的でもあるが、
冷徹な計算をする場でもある。
お人好しの外務省には、わからないでしょうが、
歴史を振り返れば、そういう場面もあったのです。
 日本人は、お人好しだと思います。
これは、国際交流を進める上では、長所です。
しかし、国際交流と国際政治は違います。
 そういう意味では、アメリカ人も、日本人に近いかもしれない。
アメリカ人は、行動がシンプルです。
これは、歴史が浅く、若い国だから、仕方ないと思います。








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