学習 learning 2003 11 18
あまり個人的なこと言うのは、好きではないのですが、
よく、知人から、子どもの頃、どういう勉強をしたのかと聞かれますので、
何らかの参考になればと思い、ここに書きます。
子どもの頃を思い出すと、普通の子どもだったと思います。
強いて言えば、他の子どもと違いがあるとすれば、2つあります。
ひとつは、テレビよりも、ラジオをよく聞いたことです。
テレビは、画像が、次から次へと出てきますが、
ラジオには、画像はありません。
しかし、画像を想像する楽しみがあったのです。
ラジオで語られる物語を、頭のなかで、画像に組み立てていました。
いつか、こんなこともありました。
美しい声をいつも聞いていて、どんなに美人なのかと思っていたら、
写真を見たら、普通の女性だった。
しかし、その声は、価値あるものだと思いました。
もうひとつは、百科事典をよく読んだことです。
小学生の時は、子ども百科事典を読み、
中学生の時は、学習百科事典を読み、
高校生、大学生の時は、世界百科事典を読みました。
小説を読むよりも、百科事典を読む方が楽だと思います。
小説は、数百ページあります。
百科事典は、項目ごとに、数百字で、簡潔に、内容がまとめられています。
何事も、基礎は大事です。
これは、学習も同じです。
基礎ができるまでは、何回も、繰返して学習することが重要です。
超一流のプロ野球選手も、バットで、素振りを、ひたすら行います。
バットで素振りならば、素人でもできますが、
その素人でも、できることを、プロは熱心に練習します。
要するに、プロとは、基礎的なことが、確実に、正確に、何回でも、できることです。
これは、学習も同じです。
退屈と思うでしょうが、
基礎ができるまでは、退屈な学習を、根気よく、繰返す必要があるのです。