内ゲバ 2011 6 4

 今の若い人は、「内ゲバ」という言葉を知らないでしょう。
内ゲバとは、左翼内部の主導権争いや内紛のことです。
 昨年、菅内閣が発足した時に、驚いた人もいたでしょう。
菅内閣において閣僚の過去の経歴を見れば、
社会党出身や社会主義政党出身、あるいは市民運動家出身が多かったのです。
これを見て、保守系の人は、「本格的な社会主義政権の発足だ」と言った人もいます。
 昨年の民主党代表選挙の際は、
尖閣諸島の問題が起きていたにもかかわらず、
多くの議員は、代表選挙に夢中になり、
それどころか、閣僚までも大臣の職責を投げ打って代表選挙に傾注していました。
これには、中国の指導部も、唖然としたというか、驚いたことでしょう。
民主党は、もともと「内ゲバ」が好きと言えるでしょう。

ユーゴスラビア 2010 12 11
 現在、日本の民主党を眺めていると、
ユーゴスラビアを連想します。
 昔、ヨーロッパに、ユーゴスラビアという国があったのです。
ユーゴスラビアは、多民族国家であり、
ひとつの屋根の下に、
「6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、
2つの文字により構成される1つの国」と言われました。
 ユーゴスラビアに、共通の目標や理想があるうちは、
まるでモザイク芸術のように美しい国だったかもしれません。
 民主党も、政権交代という共通の目標があった時は、
一致団結して、モザイク芸術のように美しく見えたかもしれません。
(民主党は、自民党出身者から社会党出身者まで、
実に、いろいろな政党の出身者の寄せ集めで作られました)













































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