tsunami 2008 11 9

 地震大国である日本では、
多くの人が、津波が来る時の特徴を知っています。
津波が来る時は、海が沖合いに向かって後退していくのです。
これを面白がって、追いかけてはいけません。
大至急、丘へ逃げるべきです。
 確かに、海が沖合いに向かって後退していく時、
砂浜には、魚が飛び跳ね、きれいな貝が拾えて、
つい後退していく海を追いかけたくなりますが、
これは、巨大な津波が来る前兆です。
 最近、円を除けば、世界各国でドル高になっています。
「これで、輸出が伸びる。意外なドル高で助かった。
みんな、『やがてドル暴落が起きる』と言っていたけれど、逆じゃないか。
やっぱり、基軸通貨のドルは、危機に強い」
 そういう声が聞こえてきます。
しかし、津波の話を思い出してください。
どうして、予想外のドル高が起きているのか。
 確か、今年の夏ごろだったと思いますが、
私は、このようなことを書きました。
「ドル暴落という話をよく聞くけれど、
アメリカが海外に有している巨額の金融資産を考えれば、
一直線にドル安とはならない」と。
つまり、ドル暴落の前にドル高があると言いたかったのです。
(ただし、円は特殊事情がありますので、そういう現象は起きないかもしれません)
 さて、大げさなことを書きましたが、
アメリカ政府とFRBが適切な対策を取れば、
「ドル津波」は起きません。
後は、祈るだけです。
ドル津波が起きないようにと。

書評 book review 2004 9 12

書名 ドル暴落から、世界不況が始まる
著者 リチャード・ダンカン
出版社 日本経済新聞社
THE DOLLAR CRISIS by Richard Duncan

「帳尻が合わない」
そのとおり。
 しかし、女性が、化粧するように、
アメリカ経済も、化粧する必要がある。
 問題は、年を取ると、化粧の乗りが悪くなることである。
その時、主役は、若い娘に代わる。
いつか世界経済も、そうなる時が来るでしょう。


















































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