育ちがいいと
育ちがいいと、
近寄ってくる人がみんな、いい人に見えてしまうのです。
しかし、近寄ってくる人には、やはり、いい人・悪い人がいるのです。
なかには、「うまく利用してやろう」と考えている、そういう人もいるのです。
ですから、政治家として、あるいは経営者として、
付き合っていい人、付き合って悪い人と、うまく仕分けしていく必要があるのです。
こうしたことは、庶民ならば、成長過程で、
自然と、生活の知恵として身に付けていくものですが、
育ちがいいと、つまり温室育ちですと、
こういう免疫機能が身に付いていないのです。
自分には、こういう弱点があるのだなという自覚を持って生きていけば、
「後天的に」、こういう免疫機能が身に付いてくると思います。