青年将校 2010 4 17

 人間というものは、純粋であればあるほど、
行動は過激なものとなる。あるいは一途なものとなる。
特に、青年たちは、その傾向が強い。
純粋さは、視野を狭くする。
そういうわけで、青年は政治家には適していないのです。
(もちろん、有力政治家の下で修業する青年政治家は、あり得るでしょう)
政治家として、合理的な判断ができるようになるには、40歳以上でしょう。
 振り返ってみれば、私も30代の頃は、
時に、偏った考え方やバランスを欠く考え方をしていたと思います。

太平洋戦争前夜 2009 7 25
 日本は、なぜ、太平洋戦争に突入したのか。
いろいろな原因がありますが、
そのひとつとして、欧米と戦って勝てると考えたからです。
 このような判断になったのは、
日本軍の幹部に、欧米への留学経験がなく、
欧米、特にアメリカの国力を知らなかったからです。
とりわけ、中堅幹部には、その傾向が強かったと思います。
その上、情報統制が行われていましたので、
中堅幹部が、アメリカにも簡単に勝てると判断してしまう状況だったのです。
 現代においても、似たような状況です。
ある国は、韓国どころか、
日本にも簡単に勝てると判断しても、不思議はないのです。
 留学経験がなく、さらに情報統制が行われていると、
このような特殊な判断を招いてしまうのです。
 もちろん、金正日総書記が健在ならば、このような誤解は発生しないでしょう。
総書記は、国際情勢を熟知していますから。
 さて、歴史の一こまを紹介しましょう。
1936年2月26日、日本において、青年将校たちが決起。
首相官邸や警視庁を占拠し、政府要人を暗殺。
この事件は、後に、二・二六事件と呼ばれることになりました。
このクーデターを首謀した青年将校たちは、反乱軍として鎮圧されましたが、
この事件を契機として、軍部の発言権が強化されたのです。

三代目 2009 6 6
 昔、このような話を聞いたことがあります。
初代が会社を作り、
二代目が会社を傾け、
三代目が会社をつぶす。
 こうした話を聞いて、「なるほど」と思いました。
二代目は、父の実力や業績をよく知っていますから、
何とかして、父が築いたものを守ろうとするでしょう。
(もちろん、自分が父を超えられないのは自覚しています)
しかし、これでは、会社は現状維持か、傾くか、どちらかでしょう。
 三代目は、初代の苦労どころか、
こうした二代目の苦悩を知らずに育ちますから、
とても会社を経営することはできないでしょう。
 もちろん、子供だけが悪いわけではありません。
親というのものは、苦労すればするほど、
「親ばか」になるという世界共通の法則があります。
 昔、北朝鮮の金日成主席は、
何もしなくても存在感がありました。














































トップページへ戻る