優先度 priority 2003 9 8

 昔、旅行した時、
旅館の主人に、「立派な道路ができて、よかったですね」と言ったら、
「通るのは、キツネとタヌキだけだ」と言っていました。
 これを、知人が外国人に話したら、
「日本は、やはり裕福な国だ。
キツネとタヌキのために、道路を作るなんて、うらやましい。
私の国は貧しくて、そんな余裕がないので、
優先度をつけて、緊急性の高い工事から始めている」と言っていました。
 確かに、日本の公共事業は、優先度や緊急度に関係なく、
恒例行事のように、工事が始められます。
毎年、景気対策をやっているようなものです。
 今年(2003年当時)も、私の家のまわりで、道路工事が始まりました。
特に、道路が悪くなっているわけではなく、緊急性はないと思います。
地元の人は、「なんで、道路工事をするのだろう」と言っていました。
これは、おそらく、秋の運動会と同じく、恒例行事だと思います。
だから、緊急性や優先度に関係なく、道路工事が始まります。
 緊急性の高い道路工事は別にあります。
地元の人が言うには、「踏切の拡張工事をやってほしい」とのことです。
 確かに、その踏切に行くと、
踏切の手前までは、歩道がありますが、踏切の中は、歩道部分がカットされて、狭くなっているのです。
 ですから、歩行者が、後ろから来る自動車に、ヒヤリとするのです。
大人は、何とか通れますが、子供、高齢者、障害者にとって、難所となっている踏切です。
この問題の踏切は、交通量が非常に多く、歩行者にとって危険な踏切です。
















































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