バブル崩壊後の為替 2008 6 1
日本のバブル経済は、日経平均株価で言えば、
1989年12月に頂点に達し(38915.87円)、
翌年からバブル崩壊が始まったと言えるでしょう。
1990年10月には、20221.86円まで急降下し、
一時、持ち直すかのように見えましたが、
再び急落し、1992年8月には14309.41円まで下落しました。
一方、為替相場は、1990年4月の1ドル160.35円から、
1995年4月の79.75円まで、ほぼ一直線に円高となってしまいました。
結局、こうした急激な円高が、バブル崩壊後の日本を痛めつけたと考えています。
日本の輸出企業は、バブル崩壊後の対策と円高対策で、かなり苦労したと思います。
この激動の20年を振り返ってみると、
数々の苦難・困難を乗り越えた日本企業は、実に強いと言えるでしょう。
現在、アメリカ経済は、「不動産バブル」と「証券化バブル」が崩壊しましたが、
為替相場では、「ドル安」となっていますので、
これは、アメリカの輸出企業にとって「恵みの雨」と言えるかもしれません。