政治とカネ
原則は、クリーンな政治を目指すべきですが、
あまりにも「政治とカネの問題」を追及しすぎると、
国会議員は、世襲議員と金持ち議員だけになってしまいます。
たとえば、一般の人が政治家になりたいと考えても、
前途は、かなり厳しいと思います。
一般の人には、選挙地盤もないし、知名度や肩書きもないでしょう。
政治には、巨額の資金が必要です。
これは、誰もが認めるところでしょう。
選挙地盤も知名度もなければ、さらに資金が必要となるでしょう。
さて、どうする。
常識がある一般人は、たいてい、ここで夢をあきらめるでしょう。
しかし、それでも、どうしても政治家になりたいと、
強い信念がある人は、どうするか。
強引な資金集めに走るか、危ない資金に手を出すか。
今の政治状況では、たとえ政治家を目指しても、
一般の人は、政治家にはなれないでしょう。
結局、国会は、二世議員や三世議員ばかりとなるでしょう。
ひょっとすると四世議員が続々と誕生するかもしれません。
政治は、世襲制なのか。
政治献金の仕組みを、もう少し考えるべきでしょう。
特定の企業から政治献金をもらっていては、そこから癒着が生じます。
企業からではなく、
広く浅く、一般国民から政治献金(個人献金)を集める制度はできないのか。