美しい国へ
いつの間にか、我が国日本の「精神的な国土」は、荒廃してしまった。
「第二の建国」へ向けて、「美しい国」を作らなければならない。
書評 book review 2004 7 23
書名 「アメリカ型社会は日本人を不幸にする」
著者 ビル・トッテン 出版社 大和書房
少し悲観的だと思います。
たとえば、以下のような文章があります。
「こういう社会では、カネが唯一の価値観になる。
そんな大人の姿を見せておいて、
子供に『お金よりも大切なものがある』と教えたところで、
信じろという方に無理がある。」
確かに、アメリカは、こういう「拝金主義」のようなものがありますが、
アメリカ全体では、そうなっていません。
「拝金主義」は、アメリカの半分ぐらいでしょうか。
まだまだ、アメリカの良心は、健在だと思います。
しかし、問題なのは、こういうことです。
「帰国して、書店に行った時も、しばしば不愉快な気分を味わわされる。
再販制度をなくし、過当競争を招いたアメリカでは、
本は売れ筋のもの、つまり、暴力とセックスを扱うものが中心になってしまったからだ。
これでは、子供たちは、たまらない。」
書評 book review 2004 8 29
書名 「うそつき病」がはびこるアメリカ
著者 デービッド・カラハン 出版社 NHK出版
THE CHEATING CULTURE by DAVID CALLAHAN
NHK出版の本の紹介欄には、こうあります。
「うそつきは成功の始まり
ズルをしないと生き残れない社会
勝ち組になろうとするあまり、
アメリカ人はうそをつき、ズルをするようになった。
過酷な自由競争が生んだ極端な弱肉強食世界。
現代アメリカの病理を気鋭のジャーナリストが明快に分析する。」