持たざる国

 私は、「宇宙には、富と名誉がある」と何度も書いてきましたが、
もうひとつ、書き加えましょう。
 やがて、宇宙技術には、ブレークスルーが起きるでしょう。
そして、もう少し簡単に宇宙へ行けるようになるでしょう。
21世紀は、「宇宙技術を持つ国」と「宇宙技術を持たない国」に分かれるでしょう。
 中東に未来はあるか?
もはや、自爆テロや内紛をやっている時代ではないのです。

宇宙時代へ

 宇宙開発と聞くと、たいていのアメリカ人は、
「また巨額の税金がかかる」という反応をするでしょう。
 しかし、役所がやるから、巨額の税金がかかるのです。
もはや、宇宙開発は、民間企業の時代だと思います。
 政府は、宇宙開発に関し、補助金を出すか、
税制上の優遇措置を与えるだけにすべきです。
宇宙開発に関しては、政府は「小さな政府」であるべきです。
 それにしても、思うのは、スペースシャトルのことです。
あの大きな船体は、格好の広告媒体になったはずです。
コカコーラ・カラーのスペースシャトルや、
マクドナルド・カラーのスペースシャトルがあっても、よかったはずです。
そうすれば、開発費用や維持費において、税金を節約できたと思います。
 宇宙ステーションだって、広告スペースを作って、
民間企業から資金集めをした方がよいと思います。
 民間企業は、税金を払うのは嫌がりますが、
こういう方式ならば、お金を出してくれると思います。
 これからの時代は、自動車メーカーがF1マシンを開発するように、
宇宙産業が、宇宙船を開発する時代になるでしょう。
 (資金力があるならば、自動車メーカーも宇宙産業へ進出すべきでしょう。
自動車も宇宙船も、輸送手段という点においては同じです。)

宇宙時代の始まり dawn of the space age 2004 9 29

2004年9月28日の日本経済新聞には、このような記事があります。
「宇宙へ観光飛行」
「英ヴァージン・グループは、27日、
2007年にも宇宙旅行を世界で初めて商用化すると発表した。」
「6月に民間初の有人宇宙飛行に成功した、
アメリカの『スペースシップ・ワン』の開発者らから技術供与を受けて、
宇宙船を建造する。」

 宇宙開発競争は、国家間の競争から、民間企業同士の競争になるでしょう。
宇宙船は、自動車レースのF1マシンのようになるかもしれない。
 F1マシンには、あらゆるところにスポンサーの広告が貼り付けてあります。
同じように、宇宙船の開発費用を捻出するために、
宇宙船にも、F1マシンのようにスポンサーの広告を貼り付けることになるでしょう。













































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