ハンドバッグ 2007 11 17
サブプライム問題を原因とした金融市場の混乱(サブプライム派生問題)が、
沈静化すれば、やがて、「格付け戦争」というものが始まるかもしれません。
高い格付けを信じて、大量に金融商品を買い込んだら、
大損をしてしまった投資家は、やがて金融市場の混乱が収まり、
精神的に余裕がでてくれば、関心は「格付け」に向いてくるでしょう。
アメリカ流の格付けが主流になって不満を持っている欧州は、
やがて、「格付け戦争」を仕掛けるかもしれません。
「ユーロ」という基軸通貨を作ったように。
しかし、私にも言わせて欲しい。
そもそも、格付けというものは、「参考程度」に過ぎないのです。
格付けに頼る投資家に、投資家の資格はない。
そういう投資家は、国債でも買って満期まで待っているべきです。
投資というものは、自分の目で耳で確かめてから投資すべきです。
そうでなければ、「自己責任」とは言えないでしょう。
いまだに、格付け会社を非難する投資家が多いですが、
それでは、進歩も発展もないでしょう。
他人に頼って、投資に失敗したら、他人を非難する。
これでは、いつまで経っても、一人前の投資家にはなれないでしょう。
ブランドもののハンドバッグを買い漁る女たちを笑う資格はない。
男たちは、金融市場で、似たようなことをしていたのだから。
どうして、自分の目で耳で確かめようとしないのか。
どうして、他人の評価を気にするのか。