二人の経済学者 2008 11 24

 20世紀の経済学において、巨人とは、
シュンペーターとケインズでしょう。
21世紀の現在のアメリカ経済を見て、どう思うのでしょうか。
 純粋に経済学の立場から見れば、
創造的破壊の立場を取るべきでしょう。
「不況は、お湿り」と、シュンペーターは言っています。
「資本主義は、成功ゆえに巨大企業を生み出し、
それが官僚的になって活力を失い、社会主義へ移行していく」と。
 私が尊敬する経済学者は、シュンペーターですが、
現時点では、ケインズ的な立場を取らざるを得ないでしょう。
 企業においては、適者生存でしょう。
時代の変化についていけなくなった企業は、市場から消えていく。
正に、そのとおりでしょう。
 ただし、人間も、適者生存でしょうか。
時代の変化についていけなくなった人間も、
市場から、あるいは社会から消えていくべきでしょうか。
 人間が再出発するには、時間が必要です。
その時間を作るため、財政政策で景気を下支えする必要があると思います。
「基本はシュンペーターで、非常時はケインズ」でしょうか。
















































トップページへ戻る