WTI 2008 3 14

 高騰するWTI原油相場。
その相場に参加する人たちが気にしているのは、
ブッシュ政権の任期があるうちに、対イラン戦争があるかどうかです。
 2005年の時点では、その可能性は、ゼロに近かったのですが、
サブプライム金融危機と、それに続く経済の不景気によって、
その可能性が高くなったと思います。
 アメリカ経済の危機は、
「金融政策だけでは乗り切れない」と、誰もが考えています。
「やはり、財政出動が必要ではないか」と考える人もいるでしょう。
 しかし、アメリカの財政出動とは、戦争の可能性があります。
つまり、アメリカの景気対策とは、戦争を意味します。
 アメリカは、ITバブル崩壊後の不景気を、
国防バブルと不動産バブルで乗り切りました。
(国防バブルとは、対テロ戦争のことです)
 アメリカには、巨大な軍事産業があります。
しかも、アメリカ経済は、軍事産業への依存度が高いのです。
こういう経済構造では、景気対策のために、戦争をする可能性が発生するのです。
 激動の国際情勢。
それに比べ、日本の国会を見れば、
いかにも「天下泰平の眺め」であることが残念です。
与党にとっても野党にとっても、
ガソリン税(道路財源)のことや日銀総裁の問題は、大事なことでしょうが、
それでも、「コップの中の嵐」のように見えます。
どうして、枝葉の部分に入り込んでしまい、夢中となってしまうのか。
 「日本の舵取り」という視点から、あるいは「世界と日本」という視点で、
日本の国会は、頑張ってほしいものです。
「21世紀の日本は、どうあるべきか。
激変する世界の中で、日本は、どこへ向かうべきか」、
そういう視点で議論してほしいものです。










































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