正反合 2010 9 5

 ニュースで、アメリカの中間選挙の動向を見ていると、
どうやら、民主党が苦戦しそうな雰囲気です。
 私は、今年8月14日に、
「東アジアでは、冷戦が終わっていない」と書きました。
 これに対して、多くの人は、
「何を言っているのか、ピンと来ない」と思ったでしょう。
 それは、今、アメリカは、民主党の中でも、
左寄りのオバマ大統領となっていますので、
多くの日本人には、「冷戦」と言われても、
ピンボケのように聞こえるでしょう。
 しかし、もしアメリカが共和党政権になってしまうと、
東アジアにおいて、冷戦が、はっきりと浮かび上がってくるでしょう。
 ブッシュ前大統領は、中東に夢中になっていましたが、
東アジアに夢中になる大統領の出現も可能性としてあるのです。
 その時、日本は、どうするのか。
日本は、国際社会の孤児となってしまう可能性があります。
 正反合。
懐かしい言葉です。
ヘーゲルの弁証法。
 しかし、アメリカは極端から極端へ動くかもしれません。
その揺れは止まらず。

冷戦 2010 8 14
 長谷川慶太郎氏が著書で指摘するように、
東アジアでは、冷戦は終わっていないと思います。
 アメリカ 自由主義 民主主義 キリスト教国
 中国   共産党独裁政権 唯物論・無神論国家
 こうした基本的なことがわかっていないから、
日本の民主党政権は、迷走するし、国際社会では孤立するのです。
(参考)
長谷川慶太郎 「軍事・防衛は大問題」 東洋経済新報社














































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