日米 2007 12 15

 利下げをすると、どうなるか。
それは、アメリカ人と日本人では、反応が逆になると思います。
(アメリカ人)
これで安心して借金ができる。
実は、もっと買いたいものがある。
アメリカには、借金文化のようなものがあると思います。
(日本人)
貯金民族である日本人は、まず最初に不安を感じるでしょう。
だから、自然と「節約をしなければ」という発想が出てくるでしょう。
利子所得が減るので、
今まで以上に節約をしなければならないと考えるでしょう。
日本には、貯金文化(節約文化)のようなものがあると思います。
 では、利上げをすると、どうなるか。
おそらく日本人は、獲得した利子以上に消費をしてしまうでしょう。
それは、十分な利子が、妙な安心感を与えるからです。
 超低金利に慣れてしまった日本人は、驚くかもしれませんが、
昔は(今から20年以上前)、定期預金の金利が、5%ぐらいあった時代があるのです。
 この時代は、よく友人たちが、こんな話題を楽しんでいました。
100万円貯金すると、1年で、利子が5万円も、もらえる。
それが、妙な安心感を与えて、つい景気よく、お金を使ってしまう。
5万円以上消費したら、貯金の意味がなくなる。
しかし、翌年も、利子が5万円もらえるのだから、安心だ。
 この不思議な発想は、
貯金民族である日本人だからこそ、出てくる発想と言えるでしょう。















































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