GMとトヨタ 2008 12 13
日本の新聞報道では、
「トヨタ、下期は赤字」という記事があります。
GMは、経済の現状を理解しているでしょうか。
同じく、このような記事もあります。
「1時間当たりの労働コストは、
GMが69ドル、トヨタが48ドル」とあります。
現在、経済の非常事態にありますから、
巨大産業を政府が救済するのは、やむを得ないでしょう。
しかし、無条件で救済するわけにはいかないのです。
このままでは、アメリカは、二者択一に追い込まれてしまうでしょう。
アメリカ政府を財政破綻から守るのか。
それとも巨大産業を破綻から守るのか。
アメリカ国民は、どちらを選ぶのか。
恐竜と企業 2008 12 12
恐竜と企業は違う。
しかし、なぜ、結果は、同じになるのか。
温暖化の時代が終わり、
地球寒冷化の時代が到来した時、
その巨体は生存には不利とわかっていても、
恐竜に「小さくなれ」と言うのは、無理な相談でしょう。
しかし、企業は違うでしょう。
自ら決断してスリムになることは可能なはずです。
現代の恐竜、アメリカの自動車メーカー。
温暖化の時代に、つまり好景気の時は、
非効率や巨大という欠点は目立たなかったかもしれませんが、
不景気になれば、その欠点は致命傷となります。
自動車メーカーも、恐竜と同じ運命をたどることになるのか。
これから来る時代をどう考えているのか。
先進国では、世界同時デフレの可能性があります。
そんな環境の中で、生き残れると思っているのでしょうか。
後になってから、
「冬支度が間に合わなかった」と言うのでしょうか。
それとも、「秋から冬になったことに気づかなかった」と言うのでしょうか。