最近のキリスト教徒 2009 5 16

 残念なことであるが、最近のキリスト教徒は、
「聖書は持っているが、中身は読まない」というのが現状である。
とりわけ、その傾向が強いのが、アメリカの自動車会社である。
「狭い門から入りなさい。
滅びに通じる門は広く、
その道も広々として、そこから入る者が多い。
 しかし、命に通じる門は、なんと狭く、その道も細いことか。
それを見出す者は少ない」(マタイによる福音書)
 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。
私は、今までアメリカの自動車会社に対して厳しいことを言ってきました。
 しかし、今回、アメリカの自動車会社は、
十分すぎるほど、「経験」をしたでしょうから、
最近は、かわいそうに思えてきました。

2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、SUV車。
不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。
 経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。
いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。
 その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。
90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、
今は55%を占めている。
 ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」
















































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