高速道路 expressway 2003 10 14
高速道路は、地元負担でやれば、いくら作っても問題ありません。
地元が、まったく負担しないというのが、問題なのです。
たとえば、北海道に高速道路を作る場合、
北海道民の負担で作るべきです。
関東の住民は、ほとんど北海道の高速道路を利用しないでしょう。
地元が全額負担では、無理があるでしょうから、
地元が建設費を、2分の1負担することが妥当でしょう。
地元にとって、実質的に、タダで高速道路を作ってくれるから問題なのです。
これは、かつての国鉄と同じです。
まったく採算の取れない地域に鉄道を引いて、
国鉄は大赤字となりました。
かつての国鉄の問題が、高速道路に移っただけです。
高速道路の議論は、かつての国鉄と同じです。
今は、地元が、駅を作ってくれと、JRに言えば、
地元負担で、駅を作ることになるでしょう。
問題点は、
道路公団を民営化するか、どうかではなくて、
地元負担を何割にするかです。
道路公団が破綻状態にある現在では、
少なくとも、地元負担は、5割以上になるはずです。