武士道について bushido 2003/3/28

本屋に行きましたら、なぜか武士道の本がありました。武士道が流行っているのでしょうか。
昔が懐かしくなりました。今から30年ぐらい前のことです。
剣道を子供ころから、やっていました。苦い思い出がありますね。
だんだん上達し、自信がついてきた頃に、
剣の達人と言われた人から、「おまえは負ける。心が乱れている。」と言われました。
少年の心には意外な感じがしたというか、理解できませんでした。
そのころ、幼なじみの友人に誘われて、空手の道場にも行きました。
なんとか空手の型を覚えて、やれやれと思っていた頃に、
空手の達人から、またもや剣道の時と同じことを言われました。

結局、剣の達人とは、どんな戦いでも平静心を失わず、冷静でいられること。
さらに相手の気配を読み、つまり相手の心を読む。
そこで相手の心が乱れていたら、剣を抜く前に勝ったとなる。
確かに相手と相対峙し、相手の心が乱れて、その乱れた心の気配が感じられると、
相手が小さく見え、相手が迷っているように見え、剣を抜くまでもなく決着がつく。
武士道とは、相手の気配を読む。相手の心を読む。
相手の心が乱れていたら、心理的圧力をかけて、戦わずして、勝つ。
常に平静心でいると、心が乱れている者をすぐキャッチできる。
360度の気配感知装置のようなものです。
つまり人間版のフェイズドアレイレーダーのことです。

本を立ち読みしていたら、戦争シミュレーション(theoretical matchup)の雑誌がありました。
私は実戦を経験したことがありませんが、作戦図面で戦争をしたことがあります。
いわゆる図上演習+コンピューター上の演習ですね。
陸の戦争は苦戦しました。
結局、相手のコンピューターに対し、待ち伏せ攻撃で、なんとか勝ちました。
さすがに、それに懲りて、陸の戦争はやめて、
海の戦争に相手を引きずり込むことにしました。
やはり人それぞれ、得意分野がありますね。
海の戦争の方が得意でした。これは正攻法で勝ちました。
名付けて、「海神作戦」をやりました。
平家と源氏の海の戦いを応用しました。
14勝6敗。
完璧なつもりだったのですが、いざやってみると、予期せぬことが発生しまして、6敗したのです。
物騒な話になりましたが、今では平和主義者です。
たまに市場で戦争をします。猫のようなものです。猫主義といいます。
中国に「墨子」という思想家兼兵法家がいました。勉強になります。