大量破壊兵器の問題 WMD,weapon of mass destruction. 2003 7 16
イラクで、大量破壊兵器が発見されないという問題が、
今頃になって問題になり、まだ問題になっています。
しかし、この問題は、イラク開戦前からあった問題です。
イラク開戦前から、イラクには、大量破壊兵器があるかどうか不明だったのです。
それを今さら、蒸し返しても、仕方ないでしょう。
そもそも、イラク開戦の前に、
大量破壊兵器があるかどうか、わからないイラクが問題とされ、
大量破壊兵器が明白にある北朝鮮は、問題にならなかった。
これは、論理が逆転しています。
さらに、イラクより、北朝鮮の方が、人権侵害が大きいのに、
イラクだけを問題にしました。
これも、論理が逆転しています。
大量破壊兵器があるかどうか、わからないイラク。
大量破壊兵器が明白にある北朝鮮。
人権侵害が、イラクより深刻な北朝鮮。
食料不足とエネルギー不足が、イラクより深刻な北朝鮮。
このような事実を無視して、イラク開戦したのが、おかしかったのです。
常識で考えてわかるでしょう。
最初から、イラク開戦の意味が乏しかったのです。