(過ぎ越し Passover) 2003/3/20
 病はあなた方のところへ探しに来るであろう。
にぎやかな病があなた方を襲うように見えるであろう。
しかし、静かな病があなた方が気づかぬうちに襲ってくる。
この静かな病に気をつけよ。
あなた方は外傷にばかり気をつけているが、
やがて、その体の一部に静かに進行していく病に気づいていない。
そう、あまりにも外科にかかりすぎ、内科にかかることを忘れたのだ。
それは始まりは遅く、しかし、確実に途中から加速する。
この病は、自ら気づいたときには、もう遅い。
あれほど、外ばかり目をむけすぎるな、
内こそ気をつけよ、内なる健康に気をつけよと言われていたのに。
 たとえて言うならば、確かに家の外へ出て、他の人と宴の祭りをすることは楽しい。
その祭りの酒は、こころを和ませ、他の人との会話をはずませる。
まるで自分が世界の中心になったがごとく、酔わせる。
しかし、酒は酒なのである。
人は酒を飲む。酒は酒を飲む。酒は人を飲む。
その酒は火をつけると燃えることに気づかぬ、愚かな者よ。
その火の酒は、体のすべての細胞に行き渡り、
そして、やがて体のある一部が火を噴く。
わからぬのであるなら、内科医にその結末を聞くがよい。

 しかし、神との契約を守る者には、その病は通り過ぎていく。
神との契約とは、
「自らを愛しなさい。あなたの隣人を愛し、あなたの敵を愛しなさい。」という教えを
守る者である。
 もうすでに病にかかってしまったのか。
しかし、神と再び契約をすることで、
その病は消えていくであろう。

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