tax haven country 2004 7 6
税金回避地として、ケイマン、チャネル諸島などが、有名です。
ところで、アメリカの財政赤字は、税収不足の面もあります。
税務当局から見れば、こうしたケイマンなどの税金回避地は、宝の山に見えるでしょう。
そこから、税金を取り立てる方法を考えるべきです。
それは可能です。
なぜならば、アメリカは、単独行動主義だからです。
これは、アメリカの利益になることならば、
国際ルールよりも、アメリカの利益を優先するという考え方です。
イラクに対して、国際ルールを無視して、 単独行動主義を実践したならば、
今度は、税務当局が、「単独行動主義」を実践し、ケイマンなどの税金回避地を狙うべきでしょう。
これは、税務調査という「先制攻撃」でしょうか。
イラクに対しては単独行動主義で、
税金回避地に対しては国際協調主義になってしまうのは、矛盾しています。
こうした税金回避地を利用して、巨額の税金を逃れているとしたら、
アメリカにとって、深刻な「脅威」です。
その金額が巨額ならば、アルカイダよりも脅威です。
こうした脅威は、「先制攻撃」によって、排除すべきです。