国是 national policy 2004 8 4
アメリカの平等とは、
機会の平等、チャンスの平等であったはずです。
しかし、なぜ、結果の平等に、こだわるのですか。
それは、軍事産業と石油産業のことです。
こうした産業は、21世紀においては、「時代遅れ」となったのです。
時代遅れとなった産業は、
新しい産業へ転換していくか、倒産していくか、どちらかです。
これは、新しい時代が、こうした産業は、もう時代遅れであると判定したのです。
もう優劣の判定結果は、出ているのです。
しかし、なぜ、結果の平等に、こだわるのですか。
こうした「時代遅れとなった産業」を救済していませんか。
結果の平等を重視した国は、どういう国だったでしょうか。
それは、共産主義国だったのです。
共産主義国は、軍事国家であり、監視国家だったのです。
そして、市民の自由が制限されていました。
さらに、書記長という「王」にも似た権力者がいました。
今のアメリカも、共産主義国に似ていませんか。
テロ対策という名目で、市民の自由は、制限されています。
さらに、「愛国者法」という法律で、合衆国憲法を軽視し、
権力集中を推進しました。
自由と寛容の国だったアメリカは消えて、
偏狭と不寛容の国アメリカとなりつつあります。
ソ連 USSR 2004 4 16
ソ連にとって、アフガニスタン侵攻の失敗は、
結果的には、致命傷となりました。
さて、ここで、歴史的な背景を点検しましょう。
ソ連は、石油危機による石油価格の高騰によって、
多額の外貨を獲得することになりました。
しかし、これが、ソ連の「命取り」になるのです。
石油や天然ガスの輸出によって、
安易に、外貨が獲得できることに安住してしまったのです。
当時、ソ連のライバルであった資本主義国は、どうだったのか。
資本主義国は、技術革新と経済改革に努力していたのです。
一方のソ連は、石油などで外貨を獲得しつつ、
それに安住して、経済改革が遅れてしまい、
結果的には、経済の軍事産業への依存度は高いものとなってしまいました。
これが、ソ連崩壊につながるのです。
「安住」
向上心をなくして、その状態に満足してしまうこと。