総集編 「また夢追いですか」 2005 4 3

また夢追いですか 更新日:2003年1月10日

 この時期は、花が少なく、さびしい。
もう少し待てば、梅の可憐な花が咲く。
 そして、桜。
桜は、その美しさで、大地に春が来たことを告げる。
誰もが、いつまでも咲いていてほしいと願う。
 人は、はかない美しさを、
より多くの人と共有したく、花見の席に集う。
 されど、五分咲きで集う者もあれば、
幸いにして、満開で集う者、
散り始めてから集う者もある。
満開の席に集えなくて、落胆する者多し。
 しかし、桜とは、そういうものである。
散り始めるのを見るのも美しく、
散って、その花びらが、大地を桜色に染めるのも美しい。

(解説)
 この文章は、株式投資のたとえです。
株式投資とは、時を買うことです。
 どんなに優良銘柄でも、株価が大きく上昇してしまった時は、
やはり、しばらくの間、下げ続けます。
 注意してほしいのは、
花見の場合は、満開の時を狙いますが、
株式投資の場合は、五分咲きか、七分咲きの時を狙います。
 数年前、なぜか、よく、梅の花が咲く前に、バイオ銘柄が急騰しました。
そして、バイオ銘柄は、「花の命は短くて」というように、
短期間で散ってしまいます。
 それは、バイオ関係の企業が、まだ「安定した業績」を確立していないためです。
そういうわけで、今のところ、バイオ銘柄は、「夢追い」となるのです。
他にも、「安定した業績」を確立していない銘柄は、バイオ銘柄と同じ動きでしょう。
















































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