プログラミング C()9 2017 12 9

「プログラミング C()8 2017 12 2」の続き

「前号の復習、これは肝心なことなので」
 前号では、「ちょっとC言語プログラムを動かしてみたい」ということで、
実際に、プログラムを動かしてみました。
 特にプログラミングの文法の解説もなく、
さらりとプログラムを実行しました。
 しかしながら、ここで、
しっかり文法的なものを理解しておく必要があります。
ここが肝心なところです。
 前号では、「1年は何分あるか」をプログラムで動かしました。
数学的には、「60分×24時間×365日」となります。
 これをプログラミングで書くと、
「60*24*365」となります。
(「*」は「かける」という意味です)
 命令文は、これだけですので、
あとは、命令文に「洋服を着せる」、
つまり、以下のようなものを付け加えます。
int main()
{
命令文;
}
という書式をつければよいということになります。
 そうすると、以下のようになります。
int main()
{
60*24*365;
}
 意外に忘れるのが、「;」です。
命令文の「60*24*365」の後につけます。
 これで、「Compile」をしてから、
「Execute」をすると、どうなるか。
 画面には、何も表示されません。
文法上の誤りがないのに、なぜか何も表示されないのです。
 「いったい、なぜか」と思うでしょう。
ここで、コンピューターの言い分を書きましょう。
 「計算結果を画面に表示する」という命令文がなかったら、
画面には何も表示しなかったと言い張ります。
多くの人は、「コンピューターは、なんて石頭だろう」と思うでしょう。
 そこで、計算結果を画面に表示させる命令文を書く必要があります。
それには、「printf()関数」を使います。
 この関数には、「print」という文字がありますので、
プリンターで印刷するのかと思ってしまいますが、
画面に表示するのに使う命令です。
 たとえば、画面に「こんばんわ」と表示する時は、
以下のようになります。
printf("こんばんわ\n");
(「\n」は改行を意味します)
 そうすると、「60*24*365」の結果を表示するには、どうするか。
「printf("60*24*365\n");」でしょうか。
 これは、間違いです。
コンピューターは石頭です。
「60*24*365」の計算結果は、数字の「整数」です。
一方、「"」で囲まれた区域は、「文字」となります。
コンピューターは、「整数」と「文字」で混乱します。
 そこで、ここで手続きが必要になるのです。
「60*24*365」の計算結果である「整数」を「器」に入れる必要があります。
 ここでは、「%d」という記号を使います。
「d」とは、10進数の意味です。
 つまり、「60*24*365」の計算結果を「%d」という器に入れるということで、
「printf("%d",60*24*365);」となります。
これで、石頭であるコンピューターを納得させたでしょう。
int main()
{
printf("%d",60*24*365);
}
 やれやれ、やっと完成した。
「Compile」をする。
 「あれっ」
コンパイル・エラーが表示されました。
どこが間違っているのか。
また、ここで、コンピューターは「石頭」であることを露呈します。
 実は、「printf()関数」というのは外部関数なので、
どこからか参照をする必要があったのです。
 そこで、「#include <stdio.h>」という文を、
プログラムの先頭に置く必要があったのです。
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("%d\n",60*24*365);
}
 「%d」の後に改行の「\n」をつけないと、
コンピューターは改行をしてくれませんので、
計算結果の表示が見づらくなります。
そこで、まめに「\n」を使いましょう。
 お疲れさまでした。
いかにコンピューターが石頭であることがわかったでしょう。
早く「AIコンピューター」が実用的なものとなり、
プログラム作業においても「融通を利かしてほしいもの」です。
(注意)
「\」と「\」(バックスラッシュ)は同じですので、気にしないでください。
(便宜的にバックスラッシュを全角文字で表示していますが、
半角の英数文字で入力してください。
キーボードの「\」を押せば、自動的に半角の「\」になります)

「ワープロ機という禁断の果実」
 ここで、タイムマシンで、1995年から1997年ごろに行ってみましょう。
会社のオフィスをタイムマシンの窓から眺めましょう。
 1995年と言えば、
「Windows95」が発売されて、
みんなが競って、Windows95パソコンを買った頃です。
 タイムマシンの窓から眺めると、
「おやっ」という印象を持つでしょう。
 当時のパソコンでは、
ワープロは「一太郎」、表計算では「Lotus123」が多かったと思います。
 しかし、机の上にあるパソコンのようなものが、
なんだか変です。
 この時代は、液晶ディスプレイはなかったので、
場所を取るブラウン管のディスプレイが机の上を占領しているのはともかく、
パソコンに似ているようなものが置かれています。
 実は、これがワープロ専用機です。
一見すると、小型のデスクトップパソコンに見えますが、
ワープロに特化した端末機です。
端末機といっても、ケーブルでつながっているのは、プリンターのみです。
 別の机を見ると、
ノート型パソコンがあるように見えます。
しかし、これも、ワープロ専用機です。
 この時代は、パソコンがあるにもかかわらず、
ワープロ専用機で文章を作っていました。
 なぜ、こんなことになっているのか。
実は、パソコンの「一太郎」や「ワード」よりも、
ワープロ専用機のほうが文章を作るのが圧倒的に楽だからです。
 何しろ、ワープロに特化していますので、
実に、使いやすかったのです。
 おそらく、全部、英語で書くならば、
「ワード」のほうがよいのでしょうが、
日本語の文章の場合、文字を大きしたり、小さくしたり、
アンダーラインを引いたり、ルビを振ったり、罫線で囲ったり、
いろいろと細工が多いので、ワープロ専用機のほうが使いやすかったのです。
 おそらく、団塊の世代向けに、
ワープロ専用機を発売すると、それなりに売れると思います。






























































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