イラクに潜む罠

 アメリカがイラクで身動きが取れなくなっている間に、
時代は進み、国際情勢も変わっていく。
時代も、国際情勢も、アメリカを待っていてくれることはない。

 さて、1日当たりの「イラク駐留経費」は、いったい、いくらか。
まるで財布に穴が開いているようなものだ。

たとえ話 allegorical story 2004 2 3
 今日は、ある「たとえ話」をしましょう。
この話は、正確に憶えていませんが、
確か、アフリカでの話だったと思います。
 その地方では、猿を捕獲するのに、
このような方法を使うと聞いたことがあります。
 ビンの中に、おいしそうな「木の実」を入れておきます。
そのビンの入り口は、猿の手が入るような大きさです。
 猿は、喜んで、そのビンの中に、手を入れて、木の実をつかみます。
しかし、そうすると、ビンから、手が抜けなくなるのです。
 いっぱい、つかんでしまった木の実によって、
手が、ビンから抜けなくなるのです。
 もちろん、このビンは、近くの木に、ひもで結んであります。
こうして、猿は、つかんだ木の実を失いたくないため、
その場所から動けなくなり、やがて、体力を失っていくのです。
 現代では、「木の実」が、石油になっています。
ビンは、サウジアラビア、ヨルダン、シリア、トルコ、イランで、できています。













































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