農業経営 2025 8 9
「日本の米作りに経営はない」
日本の稲作農家は中小の農家が多いですが、
それでもトラクターや田植え機やコンバインを買いそろえる。
どれも数百万円もする農機具です。
中小の農家だから、
農機具は共同購入をして、
貸し借りをすれば、コストは安くなります。
しかし、田植えをしたい時期も、
稲刈りをしたい時期も、みんな同じ時期になります。
だから、売上高は小さいのに、
どこの農家も高額な農機具を買いそろえます。
本来であれば、売上高に対して、
適切な設備投資額が算出されるはずです。
しかし、稲作に経営学を持ち込もうとすると、
反発を買うかもしれない。
「経営学を持ち込むな。
稲作は日本の文化である」と反論されるかもしれません。
しかし、稲作に巨額の税金が投入されている以上、
稲作には経営分析は必要です。